TOEIC 実験メモ

「TOEIC 実験記」のサブブログです。主に英語に関する雑記や記録を書いていきます。

of のイメージは「はっきり」?

 

of って「~の」じゃないの?

 

◆ of  ◆

of と聞いて真っ先にイメージするのが、「~の」という日本語だと思う。
もちろん間違いではないと思うが、単にそこ止まりで覚えてしまうと対応できないのが多々ある。

自分のメインブログ「TOEIC 実験記」にも of については少し触れてあるので、こちらも読んでいただけると幸いだ。

 

www.ceta-clefdelph-jikkenki.com

 

 

「切っても切れない関係」の of

TOEIC 実験記」でも紹介はしているが、改めて書くと

of
「全体の中の一部分で、切っても切れない関係」という
コアイメージが自分にはある。

そしてこの of は、ぼやけたものや余計なものがなく
「はっきり」「ダイレクト」というイメージがある。


いくつか例を挙げてみよう


★ be made of  A 「A(材料)からできている」


元の材料で作られているので、見た目で「はっきり」と分かる
ということで、 of が使われている?

これとの比較でよくあるのが
be made from A 「A (原料)からできている」だが、
こちらは加工をしていて見た目では分からない。

from は「離れている」というニュアンスがあるらしく、
完成品と原料には、加工を経るための距離がある
という風に考えると、確かに from が適切かも。

魚肉ソーセージやかまぼこ、ちくわは
この違いが割と説明しやすいかもしれない。

これらは魚をペースト状に加工して、
それを材料にして作られているので

完成品から見て、見た目で分かるもの
いわゆる「すり身」であれば of

見た目では分からないもの、
加工される前の「魚」であれば from

といった感じだろうか。


Kamaboko is made of fish paste. 
(かまぼこは魚のすり身で出来ている)

Kamaboko is made from fish.
(かまぼこは魚で出来ている)

 

★ die of  A : 「A が原因で死ぬ」

これも比較として登場するのが die from A で
from が登場する。

die of は直接的、die from は間接的
丸暗記してしまうが

これもイメージを使ってトライしてみる。

直接的な死因というのは
死んだ原因が「はっきり」としているということだから
of が使われていると推測できそう。

そして、間接的なら原因がはっきりせず、
その原因と死亡の関係には距離があるということで
from が使われていると推測できそう。


心筋梗塞が原因で死んだと言う場合は、
直接的ではっきりとわかるので of

He died of heart attack.


食生活か働き過ぎ等が原因と言う場合、

それが原因で心筋梗塞になるかもしれないが
必ずしもそれになるとは限らない。

もしかしたら脳梗塞かもしれないし
他の病気かもしれない。

食生活・働き過ぎ ➡ (何らかの疾患) ➡ 死亡
といった感じに

死亡との関係とは距離があるので from

He died from overwork.


 

前置詞は奥が深い

参考にしたものもあるが、
自分の中で考え(すぎ)てみたものを
ザックリと書いてみた。

前置詞というものは本当に奥が深い

「コアイメージで捉える」という発想がないと
この膨大に変化する多彩な前置詞を捉えきれないので
この発想は「必須」と言っていいだろう。

また、何か気づいたことがあれば
英語の雑記として投稿していこうと思う。